走らなあかん、夜明けまで

 
 
お知らせさせていただいている通り、只今絶賛発売中の PHOTO GRAPHICA(2010 SUMMER VOL.19/特集:梅佳代)に特別付録写真集をつけていただいています。
 
その特別付録写真集の真ん中ら辺に、左ページ、右ページともに男性の笑顔の写真の見開きがあります。
 

 
この見開きは僕の中では ” 天才ページ ” と呼んでいて、左ページの男性と右ページの男性、ともにそれぞれの分野での天才やと僕は思っているんです。それで、大阪在住の " 西の天才 " を左ページに、東京在住の " 東の天才 " を右のページにと配置したんです。
 
その左ページの天才は " ポール " というのですが、先日、そのポールから電話があり、出ると彼は大変興奮して話し出しました。話しを聞くと、大阪で歩いていたら50代くらいの男性が急に寄って来て、「君、フォトグラフィカにのってたやろ!」と言われたらしいのです。
 
 
 
似たようなことが今日もありました。
 
台湾から写真のキュレーターが来日され、その方と一緒に台湾の若手写真家も十数名日本に来られました。そのキュレーターの方が、日台の若手写真家の交流の場をもちたいということで、企画し、縁あって僕もその場に呼んでいただきました。
 
それで、一人の台湾の写真家に名刺をいただいたので、僕も自分の名刺を渡したところ、その方が「アナタ、少シ前ニ、大阪デ展示シテタネ!」と言ったのです。確かに僕は今年の5月に大阪のCASOで展示させていただいていたので、驚いて、「どうして知っているんですか?」と尋ねると、「 PHOTO GRAPHICA 見タ。驚イタ! 」と言ったのです。
 
自分の知らないところでも見てくれてる人がいるんやなぁ、とあらためて実感しました。
 
嬉しい嬉しい、しかし、身が引き締まる出来事でした。
 
 
PHOTO GRAPHICA(2010 SUMMER VOL.19/特集:梅佳代)、只今絶賛発売中です。是非ぜひ、特別付録写真集も開いてみて下さい。気持ちを込めてつくりました。どうぞよろしくお願いします。