ボクシングシューズ

今更ながら、先日行われたK-1での 「ピーター・アーツ V.S. 西島洋介」を動画でみた。
ネットの情報で内容、結果は知っていたのだが、思わず見入ってしまった。


ボクサーとしての誇りでボクシングシューズを履き、キックを放棄して拳一つで勝負に挑んだ男。
蹴られても蹴られても決して諦めなかった男。


僕はいつでもこういう男臭い男に魅かれてしまう。
どうしようもなく不器用な男が話す時の表情にグッときてしまう。
自分もそういう男になりたいと思ってしまう。


僕はいつも、勝ち続け、輝き続けている男より、負けても、ボロボロになっても、それでも「続けて」いる男に自己投影し、感情移入してしまう癖がある。
それはきっと、自分が勝ち続け、輝き続けたことがないからなのだろうと思う。

それでも諦め切れないのは、ずっと先、何億光年向こうかもしれないところに光が見えるから。
光が見えているような気がしているから。