第33回木村伊兵衛写真賞


先輩からのメールで第33回木村伊兵衛写真賞の受賞者が決定したことを知った。『I am』の岡田敦さんと、『Canary』『Lily』の志賀理江子さんのダブル受賞。志賀理江子さんの写真は雑誌『DUNE』でみた時にかっこいいと思った。今年は志賀理江子さんか、『Son of a BIT』の内原恭彦さんではないかと思っていたが、岡田敦さんは予想できなかった。カメラ雑誌でよくある編集者と写真家の「木村伊兵衛写真賞予想対談」みたいなのでも岡田さんの名前は出てなかったんじゃないだろうか。
それにしても近年、ダブル受賞が多過ぎじゃないだろうか。数年前には女性3人のトリプル受賞なんていうのもあったし。やはりあまりスッキリしない。バスッと一人に決めて欲しい。選考委員は今年も篠山紀信、土田ヒロミ、都築響一藤原新也、アサヒカメラの編集長の5人なんだろうか。今の選考委員は写真関係、特に写真家に偏りすぎているように思う。昔は作家の五木寛之なんかも選考委員にいたことだし、一人でもいいから写真界以外の人間が選考委員にいてもいいのになと思う。立川談志北野武松本人志赤塚不二夫忌野清志郎甲本ヒロト古谷実森達也町田康、長谷川集平、田島征三、、、あとジミー大西さかなクンなんかが選考委員になっても面白いんじゃないだろうかと本気で思う。