石鹸サイズのタッパーウェア
よく行く近所のうどん屋へ行った。うどんを待っている間、持って行った文庫本を読んだ。
夕方、出先で文庫本の続きを読もうとリュックを探ったが見つからず、うどん屋に忘れたことに気づいた。
うどん屋の店主とはひょんなことから連絡先を交換していたので、「今度取りに行くので置いておいてほしい」と文庫本のタイトルをメールで送った。少しして「ありました。保管しておきます」と返信が来た。その文庫本は絶版で、もう書店では手に入らないものを苦心して手に入れたものだったので安心した。
夜、銭湯へ行った。
家に帰ってから石鹸箱と手ぬぐいを忘れてきたことに気づいた。
石鹸なんて家に何個でもあるからどうでもよかったけれど、手ぬぐいは2015年の正月に親父と大阪天満天神繁昌亭に落語を聴きに行った時に買った思い出のもので、もう手に入らない(繁昌亭の手ぬぐいはその年ごとに色が違う)。銭湯に電話をしたら番台のおばちゃんが出て「取っとくね」と言ってくれた。
それが昨日の出来事。
今日。
文庫本を受け取るついでに、うどんも食べた。
夜、手ぬぐい受け取りに行って、そのまま銭湯に入った。
結果、昨日と同じ様な一日。
でも相変わらずうどんはおいしくて、やっぱり銭湯はいい湯だった。
※※※ 僕は石鹸箱代わりに石鹸サイズの小さなタッパーウェアを使っている。これだと絶対に水が漏れないので、リュックに常にカメラ等の機材を入れている僕にとってはすごくいい。家に帰ったら、玄関にフタを開けて置いておくと翌朝に石鹸は乾いているし、部屋中いい匂いになる。これは大名案だと思っている。どなたか真似してもいいですよ。