明日の神話


岡本太郎の壁画「明日の神話」が渋谷に設置されることになった。
渋谷区の他に広島市長崎市、あと、「太陽の塔」がある大阪府吹田市が誘致運動を行っていた。「明日の神話」は原爆が炸裂する瞬間を描いたものだから、広島か長崎に置かれたほうがいいんじゃないかと思っていたが、やっぱり渋谷が一番人目に触れるからだろう。もしも広島か長崎にあれば、誰もが原爆というものを考えながら「明日の神話」をみるだろうけど、渋谷の人通り激しいあの場所(渋谷マークシティの連絡通路に設置されるらしい)でどれだけの人が意識をもって「明日の神話」をみるのだろうか。こういう作品は、どれだけ多くの人にみられるかではなく、どれだけ強い意識を与えれるかだと思う。
そういえば先日、「DREAM」を観戦しに行ったさいたまスーパーアリーナの階段の踊り場にも岡本太郎の小さな壁画があって驚いた。